よくある質問

このページでは、弊社製品をご利用になる、またはご検討中の方々から、お問い合わせいただきましたよくある質問をまとめております。詳しくは、以下の各製品カテゴリーをご覧ください。

Q.インバータの入力電圧範囲の変更はできますか。

一部の機種は入力電圧範囲が変更できます。以下の資料から詳細をご覧になれます。ご確認ください。
各インバータの入力電圧範囲について

Q.インバータを使用しているとノイズが入ります。対策方法はありますか。

インバータ本体とバッテリー間のケーブルの長さを短く、太くする事とインバータ本体と負荷の距離をなるべく離して使用してください。また、DCケーブルのプラスとマイナスを捩る事によって最小限にする事はできます。

Q.インバータの入力電流の求め方を教えてください。

インバータの入力源は直流の11~15V(24V用は22~30V、48V用は44~60V)が必要です。
入力電流容量は大体下記の計算式によって求めることができます。

例:1000Wの器具を使う場合
[DC12V用]
1000W÷10V=100A
[DC24V用]
1000W÷20V=50A
[DC48V用]
1000W÷40V=25A

Q.インバータの入力側にリレー又はSWをつけても問題ありませんか。

インバータの入力側にリレー又はSWをつけて入り切りを行うと、インバータは壊れます。本体入力の直流波形が乱れ、インバータの入力に脈流が流れて壊れます。

Q.充電器と併用して使えますか。

使用できます。但し、脈流の多い充電器の併用は避けてください。

Q.無電圧接点端子とは何ですか。どの様に使用すれば良いですか。

無電圧接点端子は、インバータが警告またはエラーを発生している事を他の電源系システムに伝える事が出来る端子になります。この端子はインバータ内部の電源から絶縁されているため、インバータとは異なる電源系のシステムにも簡単に接続する事が出来ます。無電圧接点端子内にはリレーが入っており、インバータに障害が発生するとリレーが切り替わる事で外部のシステムに障害発生を伝える事が出来ます。
ブザーやライト、非常電源の切り替えなど、お客様次第でどの様なシステムにも接続する事が可能です。

Q.インバータ各機種の動作温度範囲を教えてください。

型式 動作温度範囲
GRシリーズ 12Vモデル -20~+30℃(定格負荷)、~60℃(60%負荷)
24/48Vモデル -20~+45℃(定格負荷)、~60℃(80%負荷)
GDシリーズ GD300 -20~+40℃(定格負荷)、~60℃(70%負荷)
GD150 -20~+60℃(定格負荷)
SPシリーズ -20~+40℃(定格負荷)、~60℃(40%負荷)
SDシリーズ SD3500 -20~+35℃(定格負荷)
SD2500 -20~+40℃(定格負荷)、~60℃(60%負荷)
SD1500 -20~+40℃(定格負荷)、~60℃(70%負荷)
TSシリーズ TS-1500/3000 0~40℃(定格負荷)
TS-400 -10~40℃(定格負荷)
TS-200 -10~+35℃(定格負荷)、~60℃(50%負荷)
TNシリーズ 0~40℃(定格負荷)、~60℃(50%負荷)
SRシリーズ 0~50℃
SKシリーズ 0~40℃
STシリーズ 0~40℃
XPシリーズ -25~+30℃(定格負荷)、30℃以上では10℃上がる毎に出力-20%
MXシリーズ -25~+30℃(定格負荷)、30℃以上では10℃上がる毎に出力-20%
※記載無きものは、定格負荷、定格入力電圧で使用した場合の動作温度範囲です。

Q.インバータのケーブルサイズを教えてください。

機種によって、推奨のケーブルサイズが異なるため、以下の資料から詳細をご覧になれます。ご確認ください。
各インバータの付属ケーブル、推奨ケーブルサイズについて

Q.インバータの端子形状、サイズを教えてください。

機種によって、端子形状とサイズが異なるため、以下の資料から詳細をご覧になれます。ご確認ください。
各インバータの入力端子について

Q.インバータのヒューズサイズを教えてください。

機種によって、推奨のヒューズサイズが異なるため、以下の資料から詳細をご覧になれます。ご確認ください。
各インバータのヒューズについて

Q.インバータの接地方法を教えてください。

以下のリンクから詳細をご覧になれます。ご確認ください。
DC-ACインバータ使用時の接地方法について

Q.コントローラの選定方法を教えてください。

以下の3つの条件を確認し、選定してください。

1.太陽電池の仕様を確認します。
太陽電池の短絡電流がコントローラの「太陽電池入力電流」を超えてはいけません。また、太陽電池の開放電圧がコントローラの入力電圧を超えないようにしてください。太陽電池の最大動作電圧が、充電するバッテリーの公称電圧との電位差が低い場合、例えば、動作電圧15~19Vの太陽電池を12Vのバッテリーに充電する場合、PWM充電方式のコントローラをご利用できます。電位差が高い場合、MPPT充電方式のコントローラをご利用ください。

2.バッテリーの仕様を確認します。
バッテリーが12Vであれば「システム電圧」12Vのコントローラを選定してください。24Vであれば24V、48Vであれば48V対応のコントローラを選定してください。

3.負荷の仕様を確認します。
負荷のピーク電流がコントローラの「負荷電流」を超えないようにしてください。

Q.太陽電池の代わりに他の電源を使ってバッテリーへの充電はできますか。

できません。安定化電源などで運用すると、コントローラやシステムの故障の原因となるため、必ず太陽電池を使用してください。安定化電源はコントローラの動作確認時に、仕様書に記載されている方法でのみ使用できます。風力発電機を使用したい場合は転換制御機能のあるコントローラ※を使用してください。

※転換制御機能つきのコントローラTriStar

Q.コントローラの負荷端子にDC-ACインバータを配線できますか。

定格がコントローラの出力電流よりも小さいインバータであっても、実際の動作開始時に定格を大きく超える電流が流れるため、コントローラの故障の原因になります。コントローラではなく、バッテリーに直接つないでください。

Q.転換制御とは何ですか。転換制御コントローラを教えてください。

転換制御とは、通常の充電と異なり太陽電池(もしくは風力発電機)とバッテリーを直接接続し、過充電になった場合にコントローラに接続された負荷で過充電分の電力を消費する制御方法です。対応するコントローラはTriStarです。

Q.MPPTとは何ですか。

Maximum Power Point Tracking(最適動作点追従制御)の略で、太陽電池の一番効率の良い部分(最適動作点)で発電を制御する機能です。主に薄膜太陽電池など、動作電圧が高い太陽電池モジュールを使用する場合に最適な機能です。

Q.充電コントローラと充放電コントローラの違いは何ですか。

充電コントローラは太陽電池で発電した電気をバッテリーに充電するためのコントローラです。
充放電コントローラは充電だけではなく、負荷への出力制御も可能となっています。バッテリー電圧が一定値より下がった場合に負荷への放電を止めてバッテリーを保護する機能(LVD)や、夜間タイマー機能がついているコントローラもあります。両コントローラは、バッテリーを安全に使用するために大変重要な機器です。

Q.充電方式について教えてください。

PWM制御で一般的に以下のような3段階充電を行います。

1. Bulk(バルク充電):
発電した電流をそのままバッテリーに充電します。

2.Absorption(吸収充電):
バッテリー電圧をガス化電圧寸前に保ちながらゆっくりと充電します。

3.Float(フロート充電):
バッテリーの電圧をフロート電圧に保ち、非常に弱い電流でバッテリー容量の100%近くまで充電します。

Q.コントローラは接地(アース)することを推奨していますが、接地しない場合は正常に動作しないのでしょうか。

接地しない場合でも太陽電池充放電コントローラは正常に動作します。
しかし、システムにサージが発生した場合、サージの逃げ場所が無くなるため、コントローラや負荷にダメージを与えてしまう場合があります。システムが正しく接地されている場合は、システムに発生したサージはアースを介して逃がすことが出来ます。つまり接地することによってシステムがダメージを受けることを軽減できます。

Q.太陽電池モジュールの選定方法を教えてください。

必要電流および最大動作電圧を決定後、太陽電池モジュールの仕様を参考にして適当なものを選定します。太陽電池は照度(光の強さ)により、出力が大きく変動します。太陽電池の設置場所(方位、傾斜角)によっては十分な電力を得られない場合がありますので選定には余裕を持たせることが必要です。

Q.太陽電池モジュールの種類にはどのようなものがありますか。

太陽電池の種類としては、シリコン半導体を材料に使用するものと化合物半導体を材料にするものに大別され、さらにシリコン半導体によるものは、結晶系とアモルファス(非結晶系)に分類されます。

Q.仕様表に表示されている出力値は、何か基準状態がありますか。

出力値は次のような一定の基準により測定しています。(モジュール温度25℃、分光分布AM1.5、放射照度1000W/平方メートル)

■モジュール温度
太陽電池モジュールは温度が上昇すると発電電圧が下がり、また、冷えると発電電圧が上がるという特性を持っています。そのため、一定の温度で測定しないと比較になりません。そこで25℃の温度を基準状態とし、その時の出力特性を表しています。

■分光分布
朝日や夕日は赤い光が多く、日中は青い光が多いと感じられるように光にもいろいろあります。太陽電池は光に反応して発電しますが、その光の色(波長)により感度が違ってきます。そのためにどのような波長分布の光を当てるかを規定しています。
ここで表すAM(Air Mass:エアマス)とはその大気通過量のことでAM1.0とは光の入射角が90度(真上)から入射した光を意味し、AM1.5はその通過量が1.5倍(入射角41.8度)での到達光の光を表しています。

■放射照度
1平方メートル当たりに到達した太陽光エネルギーの強さを表し、単位は(W/平方メートル)を用いています。大気圏外ではおおよそ1400W/平方メートルある太陽エネルギーも大気を通して地表に到達すると1000W/平方メートル程度になります。

Q.発電特性について教えてください。

陽電池の出力は、発生する電圧と電流の相関関係曲線で表されます。つまり、太陽電池の発生する電圧は、その太陽電池の特性によってある値に決まってしまうということです。

■開放電圧:Voc
太陽電池に何もつながない状態で、太陽電池の両端に発生する電圧を示します。

■短絡電流:Isc
太陽電池の両端をショートさせた状態で、ショートした電流を示します。

■動作点:P
太陽電池から出力を取り出すために設定された電圧に対して発生する電流が決まります。この時の電圧、電流の点を動作点といいます。

※太陽電池の最大出力点
太陽電池の出力はlscとVopと原点を結ぶ面積で示されます。太陽電池の出力が最高となる動作点を最適動作点と呼びます。一般的な太陽電池のカタログの仕様書にはこれらの情報が記載されています。

Q.設置後のメンテナンスは必要ですか。

太陽電池の表面に薄くホコリなどが積もることがありますが、通常は雨水で洗い流されます。但し、太陽電池の表面に固着してしまった鳥のフンなどは、取り除くことが望ましいです。

Q.曇り、雨、雪の日は発電しますか。

曇りや雨の日でも、太陽光の強さに応じて発電します。人間の目には太陽光が降り注いでいないと思う日でも、太陽電池は太陽光を感知しています。ただし、夜間は完全に太陽光が無くなるので発電はしません。また雪が積もり、太陽電池の表面をふさいでいるときは発電できません。

Q.耐用年数はどれくらいですか。

設置環境などの違いにより、耐用年数に差異が生じるため明確な耐用年数はお答え出来ませんが、約30年前に厳しい環境の山小屋に設置された太陽電池モジュールが現在も問題無く使用されております。

Q.取付け角度は何度位が良いのか教えてください。

一般的には年間発電電力が最大となるのは、設置場所の緯度より少し水平面に近づけた傾斜角で設置した場合と言われています。東京の場合、方位真南としたときの最適傾斜角は32度で、緯度より3度小さいです。地域ごとの年間発電量が最大になる角度については、NEDOホームページに掲載しておりますので、ご参考までにご覧ください。

Q.南向きに固定できないのですが大丈夫ですか。

システムを運用する上では問題ありません。ただ、南向きで設置場所の理想設置角度に設置した時と比較すると、発電量は減少します。

Q.年間発電量の目安はどれくらいですか。

太陽電池モジュールの目安は、1kWあたり1000kW/h程度です。100Wのパネルなら100kW/h程度です。

Q.d.BLUE太陽電池セルとは何ですか。

太陽電池セルは面積当たりの発電効率を高めるため、表面に反応性ガスとプラズマによって微細な凸凹を作り、太陽光の反射を減らし、より多くの太陽光を吸収するものです。

Q.接続方法はどうすれば良いのですか。

太陽電池のプラス同士、またマイナス同士を接続することにより、最大出力電圧を変化させることなく、最大出力電流は2倍の値を得ることが可能となります(並列接続)。 また、太陽電池の一対のプラスとマイナスを接続することにより、最大出力電流を変化させることなく、最大出力電圧は2倍の値を得ることが可能となります(直列接続)。

Q.有効日射時間とは何ですか。

日本の年間日照時間は、1500~2000時間で、1日の平均は、4~5.5時間です。その内、太陽光発電に利用できる時間は、一日あたり2.6~4時間(日射量1000W/平方メートルに変換した場合)とみなすことができ、これを有効日射時間といいます。

Q.AGMとは何ですか。

Absorbed Glass Mat(吸収ガラスマット)の略です。弊社取り扱っているバッテリー全て使用されている構造です。

Q.AGMバッテリーとゲルバッテリーの違いは何ですか。

AGMバッテリーとゲルバッテリーには下記の共通点とそれぞれの特徴がございます。

[共通点]
AGMとゲルバッテリーは共に酸素の再結合と圧力軽減安全弁を活用し、水分の消失を最小限に抑え、メンテナンスフリーでの利用を可能としています。

[AGMバッテリーの利点]
・AGMバッテリーは低温度下においても大きな容量をもつ点
・小さな内部抵抗により大きな負荷電流を許容できる点
・容量を損失することなく、全ての向きに取り付けすることが可能な点

[ゲルバッテリーの欠点]
・通気口が塞がれ電極板が焼損しないように、本体を縦置きしなければならない点
・ゲルバッテリーは放電率と低温度下の使用においてAGMバッテリーより劣る点

Q.バッテリーの放電深度は何%で設定するべきでしょうか。

最もよいサイクル寿命を得るためには、放電深度(D.O.D)をできる限り浅くする必要があります。24時間率で放電深度(D.O.D)を平均で50%以下に保つことを推奨します。

Q.最大で何並列まで接続できますか。

理論上、並列数に制限はありません。バッテリーの並列数が増えればバッテリーバンク全体に影響を与えるリスクが増えます。アプリケーションの重要度に応じて、個別のバッテリーをメンテナンスするため、各バッテリーまたは、バッテリーストリングを分離する必要があります。ヒューズやサーキットブレーカーまたはダイオードを含むシステム全体に負荷回路を組み込むことによって分離する方法もあります。より詳細な情報については弊社にお問い合わせください。

Q.どのようにすれば満充電状態を判断できますか。

屋内の場合、定格容量100Ah毎に充電電流が0.5Aまで下がれば満充電と判断することができます。バッテリー温度が25℃の場合、開放電圧(少なくとも4時間は休ませた状態)はセル電圧2.17V(12Vバッテリーの場合13.0V)となります。

Q.バッテリー交換時期の判断基準はなんですか。

実際に負荷を使用できる時間が要求時間より短くなった場合にバッテリーを交換することを推奨します。

Q.充電器の選択方法を教えてください。

充電するバッテリーの電圧に対応した充電器およびバッテリー容量に合わせた充電器をご選択ください。一般的に0.1C充電(充電時間約10時間)がバッテリーを傷めない充電方法です。バッテリー容量の1/10の程度の出力電流のバッテリー充電器を選択してください。充電時間を短くしたい場合は、出力電流の多い充電器を選択してください。

Q.負荷を使用したままの状態で充電はできますか。

GC、CXシリーズは、充電できます。GCシリーズはスタンバイ用途に適したバッテリー充電器のため、そのままご利用いただけます。またCXシリーズには電源モードがあり、電源モードを使用することで負荷を使用したまま充電器を動作させることができます。バッテリー充電器はバッテリーを傷めないよう充電制御していますが、負荷が使用されていると充電制御が正常に行われない可能性があります。安全に使用していただくために、GC,CXシリーズ以外の充電器で充電を行っている最中は、負荷を使用しないでください。

Q.太陽光発電の特徴を教えてください。

太陽光発電には以下のような特徴があります。

1、安全でクリーンな発電システム
  太陽は、無尽蔵で無償のエネルギー源です。資源の枯渇の心配がありません。その太陽の光で発電する太陽電池は、無排気で無騒音です。しかも、設置にあたって大規模な土木工事や送電線工事を必要としないので、自然や生活環境を損なう心配がありません。

2、長寿命で故障知らず
太陽電池は、半導体システムです。機械的に動作する部分が全くありません。このため長寿命で特別な保守管理を必要としないため、自動運転や無人運転が可能となります。

Q.太陽光発電は現在、どのような分野に使われていますか。

太陽電池モジュールの研究は、基礎、応用、利用の各分野で進んでいます。通信施設 航路港湾、気象・河川・防災観測、航空保安、道路管理、農業用機器、産業機器、民生機器 船、車、宇宙開発などの分野で使われております。

Q.太陽光発電はエネルギー的に得ですか。

自然界にない新しい物質を作る時には必ずエネルギーを加える必要があります。太陽光発電は厳密にはエネルギーを作り出すのでは無く、エネルギーの種類、形を変えるだけです。自然のエネルギーを使うだけなら、エネルギーは再生されますから地球への負担にならず損なことはありません。

Q.独立型太陽光発電とは何ですか。

電力会社と電力のやり取りをしないで太陽電池からの電気だけでシステムが完結しているものです。

Q.太陽光発電システムを設計するに当たり事前に調査することはありますか。

日照データの把握、負荷の把握が必要です。負荷とは、使用予定の電気製品のことです。大きく分けて負荷の使用条件は、バッテリー等の直流(DC)で使用するものと、家庭用のコンセントで使用する交流(AC)があります。負荷を把握することは、まずこの交流と直流の別、使用電圧、電流、そしてこれらの電気製品を使用する平均時間などを把握することです。